東京喫茶店巡り(その二)

今日は色々予定が入っていて、喫茶店には夕方行くことにした。今日の予定は山手線の高田馬場にあるマイルストーンという名の喫茶店で名前がいかにもジャズ喫茶店らしい。この店のスピーカーは昨日の店と同じくJBLのオリンパスとなっていた。早速高田馬場駅を降り地図を頼りに目的地に向かうが見つからない。通りすがりの人や店員に聞いても解らない。思い切って電話をかけると愛想の悪い声がして五軒先だよ言われ、行ってみると目立たない看板が目に入った。中に入るとJBLオリンパスが店奥の中央に置いてあり良い音で鳴っていた。早速スピーカーと対面する真ん中の椅子に座ろうとすると、愛想の悪いマスターに端に座れと言われた。どうも東京のジャズ喫茶は客の混み具合にかかわらず好きな場所に座ってはいけないらしい。メニューを見るとかなりコーヒーにはこだわっていて、アメリカンやブレンド物はなく頭に産地の名のついた物が多かった。マンデリン(550円)を頼むと豆を挽く音が聞こえコーヒーに対するこだわりを感じた。ここも撮影禁止の張り紙があった。              店には常連とおぼしき客が2名いてノートパソコンを操作しながら音楽に浸っていた。壁には本棚があってジャズに関する書物が沢山並んでいた。昨日のオリンパスはスーパーツィーターをスピーカーの上に乗せていたがここはスコーカーとスーパーツィーター2個をスピーカーの上に乗せて鳴らしていた。かかっていた曲名やミュージシャンの名は解らなかったがテナーサックスの音が心地よく響き何時間でも聴いて居られそうだった。2時間ほど粘って日も暮れたので後ろ髪を引かれる思いでホテルに帰ることにした。支払の時、レジの奥を覗き込んだが使用しているアンプやプレーヤーは解らなかった。足元を見ると今日かけたLPが山のように置いてあり、閉店したあとの整理が大変だなーと思った。

後で調べたらマイルストーンの創業は1976年になっていた。

ホテルに戻る途中新宿のタワーレコードに寄ってクラッシックのCDを7枚購入し、デパ地下で夕飯を購入して2日目が終わった。  人生黄昏

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マイルストーンの入口

 

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