札響定期演奏会

先日娘が札響の第610回定期演奏会のチケットをプレゼントしてくれた。

あいにくその日は出番だったがK係長が快く次の週と変わってくれたのでKitaraに妻と出かけた。(K係長、ありがとう)。クラシックコンサートは何年ぶりだろう。席は1階の4列の右端でこんな前で聴くのは初めてなのでいやが上にも期待が高まる。13:20開場、14:00開演で曲目はドヴォルジャークのチェロ協奏曲と、チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」である。指揮者は飯守 泰次郎さん、チェロ独奏者は石坂 団十郎さんで、石坂さんは1979年日本人とドイツ人の両親のもとドイツに生まれ39歳の若手でヨーロッパを拠点に世界各国で活躍しているとの事。照明が暗くなり楽団員が着席してオーボエによる音あわせが始まる。会場が色々な楽器の“ラ”の音に包まれる。この一瞬がCDでは味わえない至福のひと時です。やがて始まる演奏に期待が膨らみ気分が高揚する。チェリストの石坂さんが登場、背が高くかなりハンサム。拍手とともに指揮者も登場、一瞬の静寂後、指揮棒を振り下ろすとおなじみのチェロ協奏曲が始まった。ああ生はいいな。全ての音が柔らかく身体を包み込んでくれる。フォルテシモでも全然うるさく感じない。自宅のスピーカーだとこうはならない。やっぱり生は最高です。

第一楽章が終わったら後ろの団体さんが拍手。ご愛嬌か。チェロ協奏曲が終わって鳴り止まぬ万雷の拍手に応えてバッハの無伴奏チェロソナタをアンコール演奏して第1部が終わりました。

第2部はチャイコフスキーの「悲愴」です。チャイコフスキーはこの「悲愴」を初演の指揮をして6日後に(9日後との説もあり)コレラで亡くなったそうです。「悲愴」はチャイコフスキーの白鳥の歌となりました。第一楽章の冒頭、コントラバスの弱音に小さくうめくようなファゴットの出だしで始まりましたが、かすかな音もはっきり聞え、さすがKitara。第二主題の美しいメロデー後の大音量のジャン・ジャジャジャーンも指揮者の指揮棒を見ているといつ鳴るか分かるので驚かない。曲が進んで第3楽章が終わると、又後ろの団体さんが拍手。初めてのコンサートなのかな。交響曲は、ほとんどが第4楽章まであるんだよ。拍手したうちの1人が「又間違っちゃった」とコメント。ご愛嬌、ご愛嬌。

指揮者の飯守さんは2曲とも暗譜で指揮をしていました。2曲とも得意なレパートリーとお見受けしました。曲が終わり途切れることが無い拍手に応えて何回かステージに戻ってきたがアンコールは無かった。幸せ気分にどっぷりと浸り余韻を楽しんでいたら周りは既に皆退場。慌てて席を立つ。しかし生は良いな。本当に良いなあー。当分は家では音楽を聴く気になれないよ。娘とK係長ありがとう。コンサートから帰って後2~3日は「悲愴」の第一楽章のメロデーが頭の中で鳴っていました。

クルレンツィスのCDから始まって今年の6月は「悲愴」に縁のある月でした。

又機会があったらコンサートに行きたいと思っています。 人生黄昏

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