オーディオの楽しみ

先日オーディオ仲間が遊びに来た。我が家のメインスピーカーは年代物のJBLの4344でマッキントッシュのプリアンプとパワーアンプで音楽を楽しんでいる。

友人が言うには、JBLのスピーカーは内部の配線がベルデン製なのでスピーカーケーブルは同じベルデン製が良いよと、2種類のケーブルをもってきてくれた。折角なので連休に取り替えてみた。何しろ4344は1本95Kgもあり1人で動かすのは大変な上に、プレーヤーやアンプの乗っているオーディオラックも引っ張り出して配線を取り替えなくてはならない。ベルデンの1セット目のケーブルを半分に切ってそれぞれ被覆を2cmぐらい剥がすのだが(計8回)なかなか上手くいかない。中の線を切りすぎて左右の太さが違ってやり直すこと4回。だんだんケーブルが短くなっていくので気合を入れてようやく被覆剥がし作業が終わった。4344の端子は今日のスピーカーと違って小さく、おまけにスピーカーの後ろの狭いスペースに潜っての作業なので、なかなか端子につなげない。ようやく終わった時は汗びっしょり。

はずしたケーブルはサブスピーカのヤマハNS-1に使用することにした。このケーブルはナノテック製のSP#79Mk-2HVで3,000円/mもした記憶があって遊ばせておくのはもったいない。こちらは簡単に作業終了。

オーディオラックを元に戻して音だしをしてみる。チェックレコードはシェリー・マンの234。このLPは装置を変えたときにいつも使うLPでA面2曲目のジ・.シックス・オブ・アスを聴く。この曲はトリオ演奏で右からエディコスタの硬質なヴァイヴ、左からはシェリー・マンの多彩なテクニックのドラムスが響き、中央からジョージ・デュビビエのベースが軽快なリズムを刻んでオーディオチェックに最適な曲です。このLPはこの曲のみで有名になった1枚でオーディオフアン必須の1枚です。私は輸入盤、国内盤、CDと同じものを3枚も買ってしまいました。今回は輸入盤でチェックしてみました。じっくり何回か聴いてみたが正直音が良くなったのかどうか判らなかった。高音は素直に出ているが低音が前より出てなく切れが落ちたような気がする。全体的に悪くは無いが汗びっしょりで作業した苦労が報われていない気がした。

サブのヤマハNS-1の方は明らかに音が変わった。このスピーカーにメーター3,000円もするケーブルは釣り合いが合わないと思うが、明らかに音の解像度、高音の聡明感などがアップした。改めてこのNS-1の実力を見直した。スピーカーケーブルに限らずプレーヤーとアンプをつなぐコード、電源コードは変えると音が変わるのは周知の事実だが、良くなるかどうかは判らない。電源コンセットの違いによっても音が変わると言われている。今回の取り替えたベルデンのスピーカーケーブルは、品番9497(通称うみへび)でもう1セットはスタジオ708EX。後日もう1セットを試してみたいと思います。スピーカーケーブルなんか量販店の50円/mも、オーディオ専門店の6,000円/mも音が変わらないと言うオーディオ仲間もいるが、値段が高ければ音が良くなるとは限らないが変わることは確かだと思う。もうアンプや、スピーカーを買い換える金銭的余裕は無いが、ケーブルぐらいならこれからも何とかなると思うので、たまには配線を取り替えてオーディオを楽しみたいと思う。人生黄昏

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JBL4344
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マッキントッシュMC500パワーアンプ
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マッキントッシュC42プリアンプとアキュフュズーDP-700CDプレーヤー
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ヤマハNS-1とタンノイST-200スーパーツイーター。 テクニクスはスピーカースタンド代わり
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シェリーマン234LPレコード

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