何も無い世界で

 こんなに寒くて、白い雪の世界。
風が吹き荒れていても、家に来るスズメとカラスにヒヨドリ
目当ては、木に吊したリンゴと私は、思って入る。
最近、家内は雪の上にパン粉を蒔いている。

これを、目当てに彼らがやって来ている。
つい最近、私の嫌いになった流浪のハトもやってくる。
ヒヨドリは、リンゴだけかと思っていたらパン粉も食べるとは
知らなかった。
様子を見ていると、リンゴよりそちらの方が良いようだ。
雪の季節に暮らす彼らの様子見るだけで、癒やされる。
私も「頑張れなきゃって」。

最近は娘とも意見が合わない事が増えてきた。
今迄のとおりの考えでは、通らないようだ。
私の行動が、他の人と違ってきたのだろうか。

色々と周りをさがしても解決の道具が見付からず、私が大
人の考え方が出来るような努力が必要だとトリを見て、ヒント
得た。
身体を丸くしてリンゴをついばんでいヒヨドリは、色んな問題を
解決している様に見え、羨ましく感じるこの頃だ。

                          春風するめ